金属アレルギーの症状や予防、治療について説明しています
アレルギーとは、外部からの特定の抗原に対して免疫反応することをいいます。よく似たものとして自己免疫疾患がありますが、こちらは自分の体内にある特定物質に対して免疫反応を起こすものです。アレルギーは、原因や症状によって大きく5型(4型の説も)にわけることができます。
金属アレルギーは、T細胞が抗原に反応することで起こり、発疹やかゆみを伴う皮膚炎、関節痛などで永年苦しむことが多くあります。金属アレルギーは、ピアスやネックレス、指輪、ブレスレットなど肌に直接つけるアクセサリーや、歯科治療に使う銀アマルガム合金などが原因です。
金属アレルギーは一度罹ると体内で「感作」(かんさ)という記憶が働き、一度感作すると生涯、金属アレルギーは治らないとさえいわれています。金属アレルギーに対処する方法としては、アレルギーの原因となる金属を体から遠ざけることです。
アクセサリーの場合だと、常に手入れして清潔に保つ、体に合ったものを身につけるなどです。歯科治療の銀アマルガム合金が原因だとわかれば、一刻も早く口腔から取り除くことが大切です。また、銀アマルガム合金に含まれる水銀は、食事やサプリメントにより体外に排出することで、皮膚炎や関節痛が軽減される可能性があります。
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