アレルギーの症状を引き起こすハウスダストについて説明しています
ハウスダストは、アレルギー症状や喘息の要因ともなっている屋内に存在する塵や埃のことです。ハウスダストには、食べかす、ダニの糞や死骸、人間の髪やフケ、垢、花粉、カビなどの細菌が混合していて、アレルギー体質の方が吸引したり触れたりすることでアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息などの症状を引き起こします。
ハウスダストがない家は存在しないと思いますが、掃除の頻度や掃除のやり方によりハウスダストの多い少ないが決まります。ハウスダストが多い家は、アレルギー症状を引き起こす可能性が高くなるので、正しい掃除のやり方を身につけてこまめに掃除をするようにしましょう。
部屋が畳の場合、畳の目に沿って掃除機をかけるようにし、最後に新聞紙を濡らして適当な大きさにちぎり、部屋中にまいてからほうきではいたり、新聞紙を一旦濡らしてから固く絞り窓を拭くとハウスダストがよくとれます。床がフローリングの場合は、丁寧に掃除機をかけてから湿った雑巾で床を拭き最後に乾いた雑巾でからぶきするとハウスダストがよくとれます。
床にじゅうたんが敷いてある場合は、ブラシなどでじゅうたんの毛をおこしてから掃除機をかけると毛の奥に入ってしまったハウスダストもとることができます。ソファーの掃除方法は材質によって違います。本皮や合皮の場合は、乱暴に扱うと傷がつく恐れがあるので、専用のクリーナーを使うようにしてください。
布製の場合、叩いて埃をだしたあとで、ブラシなどで毛を起こしてから掃除機をかけます。どの素材のソファーでも、共通なのがソファーの継ぎ目や奥にたまったハウスダストを丁寧にとるということです。ハウスダストを少なくするには、とにかくこまめに掃除を行うしかありません。家が広い方は、一度に部屋の全部を掃除するのではなく、日によって掃除する部屋を変えたり工夫しながら掃除をして下さい。
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